更新しました (合氣道と日本の歴史)講座「米国大統領への手紙」

本会歴史講座
「合氣道と日本の歴史」に新たなページを加えました。
『米国大統領への手紙』です。

大東亜戦争末期の硫黄島の戦いで海軍部隊の戦闘指揮にあたった市丸海軍少将の遺書を紹介します。合氣道と日本の歴史講座はこちら

日本からみたら地球の反対側とも思えるウクライナ危機はまさに現代日本に戦慄的な危機意識を喚起せざるを得ません。ウクライナ人の悲惨な歴史と今置かれた状況を考えつつこの手紙を読めば、歴史認識を捻じ曲げられ角を抜かれてしまった今の日本人とは比較にならない当時の日本人の世界観と日本への思いがずっしりと重くのしかかり襟を正さざるを得ず、今まさに近隣国の脅威に曝される現代日本人がこれほどまでに無私の精神で戦えるか。考えさせられます。(現代口語訳は上記ページ下欄)

/武産合氣會


 

 

建国記念日 令和3年

本日 2月11日は建国記念日とされています。” 令和3年(皇紀2681年)”

正しくは紀元節と称し、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の五世孫、のちの諡名(オクリナ)を神武天皇とされる神大和伊波礼毘古命(古事記:カムヤマトイワレビコノミコト)が、日向から大和に東征【神武東征】された後に兄宮の五瀬命(イツセノミコト)の死を乗り越えて2681年前に大和の畝傍橿原宮(奈良県橿原市:ウネビカシハラノミヤ)で初代天皇に即位された日です。確かに実際の年数は不明確ですが、日本はそれだけ古い国であることが重要です。神話の時代から一系で続く国は日本しかありません。

神武天皇東征
八咫烏(ヤタガラス)に導かれる東征軍と神武天皇

正直で清らかであることを尊ぶのが日本人の古くからの伝統であり、古事記や日本書紀の記述には不明確な部分は後の研究を待つという意味にとれる表現も多く、まさに日本人の古代を示す歴史書として他国の史書にない価値があります。その記述から推定した即位の日なのです。

近代に成立したほとんどの国と違って、日本の建国は古すぎて不明瞭なのは当たり前でむしろそれが誇りです。こういえる国に生まれたことに喜びを感じます。ところが残念なことに、この古く素晴らしい祖先に恵まれた国の歴史を妬み、ことあるごとに日本人が誇りを抱くことを阻もうとする勢力が国の内外に存在することに、それらに国民の財産も築いてきた歴史も平和すらも侵されていることに怒りを覚えないわけには参りません。

世界中が武漢肺炎で停滞し、世界の民主国家の揺らぎが明確になった今だからこそ、長い伝統と重厚多彩な文化を持ち、実は圧倒的な創造力と実行力を持つにも関わらずそれに気づくことを阻まれ続けてきた我が国がいよいよ目覚める時なのです。

ここで少し周辺諸国を見てみます。例えばアメリカ合衆国は独立宣言を発した日である245年前の西暦1776(皇紀2436)年7月4日が建国記念日で、近隣だと中華人民共和国(支那)は建国式典を行った72年前の西暦1949(皇紀2609)年10月1日、大韓民国(南朝鮮)は米国の支援を受けて建国したのが73年前の西暦1948(皇紀2608)年8月15日です。

欧州に目を転ずると、イギリスは複雑で日本のような一貫性がありませんが、イングランドのアイデンティティーが形成されたとされるノルマン朝を祖とするなら955年前の西暦1066(皇紀1906)年、現在の王朝につながるハノーバー朝だと307年前の西暦1714(皇紀2374)年で記念日はありません。日本の次に古い王室をもつデンマークが1506年前の西暦515(皇紀1175)年とされていますがイギリス同様王朝は度々交代しています。

世界で現存する国の歴史は、特に長い日本やデンマーク等の極小数を除いてせいぜい300年以内、第2次世界大戦(日本では大東亜戦争)後に欧米列強から独立して成立した国が殆どなので現在世界に存在する200前後の国々の9割以上は100年にも満たないのです。日本では創立100年以上の会社が3.3万を超え世界一であることも併せて、2000年以上確実に続いている日本はこの世界(地球上)で極めて特異な存在なのです。それどころか縄文人も今日本に住まう日本人の祖先であり、異民族の強引な侵略をことごとく跳ね返してきた日本民族の歴史は1.5万年を優に超えていることになります。

ところが長い歴史の中で初めて負けた戦争を契機にすっかり角を抜かれ、自信も根性も失った日本。特定の外国勢力に侵され反日亡国的な学会、教科書やマスコミが日本の真から我々や子供たちを遠ざけています。正しい歴史教育が為されず日本の伝統文化を蔑ろにしてきた付けの顕在化。しかし両刃の剣ではありますが、今や技術の進歩により周辺国の悪意と売国奴さらにデュープス(煽られて妄動する人々)の存在に気付く人が増えていることが僅かな救いではあります。2681年を刻む建国の日を迎えて事実に基づいた我が国の歴史をあらためて見直す契機になれば幸いです。

手間がかかりますが、今はまだ自分で積極的に調べにいかないと子供たちに日本人として生まれたことに誇りを抱ける日本の真の歴史を学ばせてあげられない状態です。自らに架したともいえる軛(クビキ)を解き放ち本来の力を発揮して世界を自由かつ平和で豊かにすることができるのが縄文の時代から育まれた日本人のDNAです。

初心者が短時間で総覧できて、そこから更に詳しく調べる導入書となる歴史参考書を2冊紹介します。

■百田尚樹著「日本国紀」幻冬舎刊
■竹田恒泰著「天皇の国史」PHP出版刊

日本の歴史を正しく知れば、近隣国や国内反日人士の虚飾と嘘がより鮮明になってきます。まずは我々自身が自分たちの真実を知ることが反転攻勢の始まりです。

 

ー 武産合氣會 ―

 

 

「凛として愛」真実の日本人

大東亜戦争(米国側からは太平洋戦争と云う)は有史以来日本人が初めて大負けした戦争でした。この戦争に突入した経緯も、なぜ負けたかも、多くの検証がなされています。今思えば悔しい失敗も愚かな行動も沢山あります。それでもなお日本は輝かしい歩みを続けてきたと断言できます。

大東亜戦争で米国との国力差は厳然としてあったにせよ、決して負けるべき闘いではありませんでした。 およそ80年前、当時の世界は欧米諸国によってアジアの殆どが植民地や準植民地として領有され、日本以外のアジア・アフリカ人の殆どに自治権が無かった時代です。欧米から見て東洋人は人間ではなかったわけです。

その状況を自ら血を流して変えたのが我々の祖先です。日本人は自国に自信を持たねばなりません。先人の歩みをしっかりと理解することで、現代を前を向いて生きていくことができるはずです。日本の歴史は他国のように嘘で固める必要は全くなく、正直に全てを晒せばよいだけ、よく知らない人も虚心坦懐に勉強してください。きっと熱い思いを抱けるそしてこの平和を築いてくれた先人に感謝し、敗戦前後に生じた歪を直しこの国を正常な国に戻す努力をしてくれると信じています。

泉水隆一監督作品「凛として愛」鑑賞下さい。


<武産合氣會>